
六合のこんこん草履
「こんこん草履」は、群馬県中之条町六合村根広地区のお母さんたちの手でつくられています。もちろん1点づつ手作りですが、作り手によって色のコーディネイトに個性があります。
傾斜地の多い六合根広地区では、稲作はほとんど行われていないため、昔からわらの代用としてスゲを使い、むしろや草履などを作ってきました。刈り取ったスゲを湯の中で踏み込んで柔らかくする作業「ねどふみ」を尻焼温泉でおこないます。80センチほどにカットしたスゲに一本づつ布を巻いて材料が完成。そこから専用の木型にあわせて、こんこんと棒でたたきながら作ります。ここからこんこん草履と名付けられました。
