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- 美しい村新聞 編集室
美しい村新聞のオンラインストアへようこそ このサイトでは『美しい村新聞』の販売とその取材の様子をお伝えしています。 私たちは普段、廃校になった中学校の一室でグラフィックデザインやウェブサイト制作の仕事をおこなっています。NPO法人「日本で最も美しい村」連合との出逢いは2007年、そのロゴマークからクリックした先に掲げられていた理念に惹かれました。地域社会のために汗水流し、労を惜しまない大人たちが現代の日本にいたのだ。正義の味方のようでカッコいいと思いその運動に共感しサポーターに加わりました。 私の故郷、広島は平成の大合併により「村」はすでに無くなっていました。 2011年3月11日に起きた福島第一原子力発電所の事故による放射能漏れによって、美しい村の仲間入りを果たした直後の飯館村の土地は、汚染され全村避難を余儀なくされました。美しい村が、人為的な事故により一瞬で半永久的に住めなくなるほど傷つけられた。黒い津波が人家や田畠を飲み込む映像はショッキングで目を疑うものでしたが、原子力発電所の放射能漏れは目に見えない恐怖がありました。人間の驕りとその結果がもたらす凄惨さに身体の震えが止まりませんでした。 その翌年の2012年2月から季刊誌づくりを始め、「日本で最も美しい村」連合の加盟村を1カ所づつ取材するスタイルで発行を重ねています。最初は私一人でしたが、執筆者、カメラマン、翻訳者、校正者、それから村で出会った人と、取材を重ねるたびに仲間が増えていきました。日本中に仲間ができることは大きな喜びです。それが継続のエネルギーとなっています。 中でも自然の近くで生きている人たち、特に「最も美しい村」と呼ばれるくらいなので、「濃厚な自然」の中で生活する人のお話しは、やはり濃厚です。そんな時間を積み重ねるうちに、「本物のクリエイティビティ、仕事とは自分で価値を生み出すことだ」というメッセージを感じるようになりました。 大きなものに頼らず自分で「仕事」を続けている人。その言葉を書き留め、若い世代に発信しようと季刊誌づくりを続けています。自分の仕事でしか自分は自由になれない。そんな気がしています。 最後に、制作面でのご協力をいただける方、資金面でのご支援いただける方をお待ちしています。ご連絡は[email protected] 2021年4月8日 EXAPIECO INC. ジュリアーノナカニシ